「強み」デザイナーぐるの日記

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本当の幸せとは

今日は、長年の友人であるミュージシャン福山竜一さんのお誘いで「日本でいちばん大切な会社」にも掲載された知的障害者雇用率70%の日本理化学工業(株)大山会長の講演会+ミニライブ+お食事会に行ってきました。
 
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一番心に響いたのは、人間は役に立つことが幸せ、そして、どんな人でも役に立つことができる、ということ。
 
知的障害者でも、今あるその子の能力が役に立てば、嬉しく感じるのでは。
やり方が違っても結果が同じならいいのではと考え、字や数字がわからない彼らでも作業ができるよう、色や砂時計で表すなど工夫した結果、言われたことを確実にこなす彼らは十分戦力になったそうです。
 
知的障害者を雇用されて50年以上になられますが、当初は親御さんの中でも、施設で暮らした方が幸せなのでは、といった考えもあったそうです。父母会を開いて、いきいきと働く子どもたちを見てもらって、理解を得たとのこと。
 
日本理化学工業(株)さんにはたくさんの見学者がいらっしゃるのですが、その方々のフィードバックからも、大山会長はいろんな気づきを得ているとおっしゃっていました。
 
例えば、青山学院初等部 5年生は、授業の一環でクラスメートがそれぞれ違った会社に行ってレポートするのですが、教室で使っているこのチョークをどう作ってるか教え欲しいと、会社を訪ねたそう。もちろん小学生ですから、障害者雇用なんて知らないわけです。
 
会長は直接ご案内なさり、君みたいにお勉強ができる子はいないよ。字も読めない人が一生懸命やってるんだよ、と説明されたそうです。
 
その後、その男の子から届いた手紙には、こう書いてあったそうです。「天の神様は、どんなひとにも世の中に役に立つ才能与えてくださっている。僕はチョーク屋にはなれません。他のことで役に立つよう勉強します」
 
またその他、様々な学会の先生たちからのお話や憲法のお話もありましたが、長くなるので割愛します(笑)。
 
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まとめると、人の役に立つ、周りから必要とされる「共感脳」が人間には大事、「働く」ということは、人のために動くこと、そして働きたい人がみんな働いて、本当に幸せに暮らせるよう「皆労働」の社会になるよう私たち一人一人が頑張りましょう、というメッセージでした!
 
誰でも役割があるし、みんなもっと可能性がある!と思って、ひとりひとりコーチングでサポートしている私にとって、とても励みになる言葉でした!!
 
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会長のお話の後は、福山竜一さんと長崎宏美さんのミニライブ。
 
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そして美味しい手料理をみんなでいただきました!
 
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粉が出なくて環境にも健康にもいいキットパスが繋ぐハッピー♪
 
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会場の「写真集食堂めぐたま」さんも素敵な場所だったし、お友達もできたし、とてもいい1日でした☆