「強み」デザイナーぐるの日記

転職、就活、仕事、キャリア、教育、まちづくりなど。

【講演会と対談】地域で支える若者の生きる力

話すと元気になるキャリアコーチ・「強み」デザイナーぐるです。

9月13日(日)、国立市にあるNHK学園であった勉強会に行ってきました。就活生の支援も長くなってきましたので、周辺の知識も得たいし、大学3年生より前の若者たちに何かできないかなと思っていたのが参加理由。

f:id:guruguru1971:20150916123918j:plain

スピーカーは、「キャリア教育のウソ」児美川孝一郎さんと「バイターン」、「ぴっかりカフェ」の石井正宏さん。児美川先生は主にここ20年の若者の置かれた環境を俯瞰的にお話され、石井さんは引きこもりの子や課題集中校の高校生の支援現場の実態や今後のビジョンなどを説明されました。

f:id:guruguru1971:20150916123950j:plain

石井さんとは、3年くらい前、神奈川大学で行われた若者の実態調査の発表会をきっかけにFacebookなどでも繋がっていて、活動の様子などずっと読んでいたのですが、やっぱり生の話は違いますね!

どんな思いでやられてるか、どんな経緯でそういう形になったか、あと実際の活動の雰囲気とか。スライドで写真を見せながらお話くださって、生徒たちとの関係性やその場の雰囲気がすごく伝わってきました。ネット上には載せられないこともありますもんね。女子学生の写真とか。

また課題集中高校のシビアな実態も聞けました。3分の1が片親でお昼ご飯を食べるお金がないとか、交通費がなくて学校に来れないとか。

あと、お二人のお話は経済的視点やキャリア理論など、マクロとミクロ、理論と実践の両方がバランスよく散りばめられていたのがとても気に入りました。

また、NHK学園に通信制の高校があるのも初めて知りましたし、国立市公民館の活動も、中高生の学習支援サークルについて知れたり、国立市での若者支援に関わっていらっしゃる方々とお話できたりと大変有意義な時間でした!

私が今お手伝いしている就活支援センターも全国から学生が来るのでバックグラウンドも多様だから、こうやって外から情報を仕入れたり、刺激を受けたりすることが大切だな、と改めて思いました。

一人一人の学生に寄り添うために一番必要なこと。個人的にはキャリアカウンセリングの技術ではなく、目の前の学生の置かれた環境を想像する力だと思います。狭い世界にいると、ついつい大事なことを忘れがちです。自戒をこめて記します。