「強み」デザイナーぐるの日記

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演劇の可能性を感じた日〜第3回 「国立市認知症の日」イベントに参加して〜

話すと元気になるキャリアコーチ・「強み」デザイナーぐるです。

先日、月に一度くにたちのアートスポットを訪ねる「ビエンナーレにつっこみ隊」で、くにたち生まれの劇団「えんがわカンパニー」さんの認知症をテーマにした作品「晴れた日に傘をさして」を見に行きました。

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こちらの劇は、第3回 国立市認知症の日のイベント内のプログラムとして上演されたのですが、そもそも認知症の日を知らなかったので調べてみました。

国立市では、市民、行政、医療・介護の関係者などで認知症に対する理解を深め、身近な問題として考える日として、平成24年より10月の第3土曜日を「国立市認知症の日」と制定しました。

「安心して暮らせる」、「認知症のことを理解して見守ってくれる」、「自分の話を聞いてくれる」、「わかるように話してくれる人たちがいる」。そんな地域を目指して、今年も「国立市認知症の日」イベントを開催します。

ほぉ、素晴らしい!

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もともと今回の劇ができたのも、認知症の日がきっかけ。第一回のイベントの際、市民のみなさんが認知症への理解を深め、身近に感じるようにというオーダーで作ったそう。

奥様が認知症になった70代のご夫婦と30代の息子さんを描いた30分間の作品。ストーリーテラーや映像の活用などで、短時間でも内容を理解が進むような演出でした。

家族が認知症になったらどう支えればいいのか、そして認知症になったご本人はどんな気持ちなのか、自分ごととして感じることができました。

上演前の国立市在宅療養推進連絡協議会 代表 新田國夫さんのお話が心に残ったので、以下にメモを載せておきますね。

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どんな病気になっても国立で暮らしていけるように

協議会で話をしていた。

やはり認知症
80以上になる方が多い

堂々と認知症ということばを使いましょう

老いた誇り
当たり前のことだよ
認知症の日を作って
市民にも理解していただき、自由に歩き回る
市民のみんなが見てれば、何も怖れなくていい

だんだん理解深まってきてるが、
いつか家族に捨てられる
不安ある

家族関係、人間関係つくる
誇らしい国立

しばた そえさん
100引く3はいくつですか?  そんなつまらない質問しないでください

阿部内閣どうおもいますか?
こういう質問をしてください。
普通に扱ってください。

そのために認知症の日が有るのだと思っています。
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観劇終了後の劇団員さんとの交流の中で、今回、演劇向きの会場ではない場所でも上演できたので、認知症をもっといろんな方に知ってもらうために学校の体育館とかでもできるね!という話も出ました。

30分という短い時間で、知識がない人でも理解できるよう工夫された演劇だからこそ、子どもからお年寄りまで、どんな人にも自分ごととして伝わる可能性がすごくある、と思いました!!

認知症の方も住みやすい場所であれば、子どもや子育て中の方など、どんな方にも住みやすくなるはず。どんどんこの動きが広まりますように☆

今日もお読みいただき、ありがとうございました♪

ビエンナーレにつっこみ隊

えんがわカンパニー

第3回 「国立市認知症の日」