進路でつまづいたっていいじゃない？

就活生の相談に乗っていて、日々思います。回り道をポジティブに捉えなくて、その後うまく進んでいけない方がいかに多いか。

先日いらした学生さんもそうでした。教育系の大学を出て先生になる資格もあるけれど、教育実習中に自分には合わないと感じ民間企業の就職を考えるようになった。周りに就活に詳しい人がいないのもあって、新卒で就職が決まらず、研究生として大学に籍を置きつつ、就活中。

大学の就職課にも相談はしたけど、ほとんどの学生が教職につくのでノウハウがあまりなかった。両親も同じ大学卒で父親は教師、母親は専業主婦、親戚も教師。おまけに兄は理系の研究内容を活かして就職せず会社を立ち上げたりで、身近に就活をした人がいないという状況でした。

話を聞いていくと、回り道しているのは大学卒業後だけではなく、今の大学に入学する前にも別の大学に一年間籍を置いて受験し直したとのことでした。

最初の大学生活がうまくいかなかったのは、ライフスタイルが自分に合っていなかったため。地方から出てきて一人暮らしをしたがキャンパスが都心のためアパートは郊外。通学に往復2時間以上かかる上、慣れない家事で疲れてしまい学校に通えなくなったそう。

『情報がなくて就活ができなかった』という彼の声は、『回り道をしたからこそ今の自分がある』と思えた時、ちゃんと就活に向き合って前に進んで行けるはず、と感じました。

企業がよくする質問「挫折した経験を教えてください」にもきっとうまく答えられますし！

そんな話をしたら彼も表情が明るくなり、自分の過去の棚卸しをしてみる気にもなったようです。

ちなみに私も高校は選択校制度のため志望度最下位の学校に回されたりと、つまづきっぱなしです。。 

※写真は先日の信州にて。途中雨が降ってきたけど、トンネルを抜けたら晴れ！人生もきっとこんな感じ☆