インターンシップは本当に就活に有利?
就活支援の仕事のメインは毎日の個別相談ですが、セミナーも月に2回ほど担当しています。内容はエントリーシート対策であったり、面接実践対策など、その時期に合ったものを実施しています。
先日、3年生向けのインターンシップ準備講座を行いました。
インターンシップの参加理由は、どんな仕事が自分に向いてるのか、正社員で働くってどんな感じなのか、憧れの会社の中を見てみたい…などいろいろあるとは思いますが、やっぱり一番は就活で有利になるから、ということ。
日本の場合、「職業体験」の意味合いが強く採用には直結しないと言われていますが、実際そんなこともないですよね。特に2016年卒の学生から就活時期が後ろ倒しになるため、今年の夏はインターンシップを通して早めに学生と接点を持ちたがっている企業が多いですし。学生側もインターンシップの選考を通してエントリーシートを書いたり面接を受けたりして本番の練習になりますし、ビジネスマナーも学びますし。
でも、「みんな行くから」とか「就活に有利と聞いたから」といった理由でただ参加しただけでは意味がありません。インターンシップ参加中の態度が受け身だったり、マナーが伴っていなくて受け入れ側の印象が悪ければ、マイナスでしかないですし、気楽な気持ちで参加したら周りはみんな一生懸命だったり、能力も高いと自分自身に対する自信が無くなったりと散々な結果になりがちです。
というわけで、今回のセミナーではそういった意図を理解した上で、ビジネスマナーを身につけてインターンシップに参加すること。そしてその経験を就活にうまく活かしていくこと。その技術と心構えを講義とワークで身につけてもらうようにしました。
具体的には、まず時間を守ること。当日のセミナー参加者も時間内に到着していたのは2人だけ。ギリギリについたのが1人。開始5分後に着いたのが1人。10分後が1人。こんな感じでした。
ビジネスでは効率や相手の立場を意識することが必要。こんな風にポツポツ遅れてくると、他の参加者にも迷惑だし、講師も余分な手間がかかるよね。でも、これはあくまでもセミナーだったから良かったね。失敗から学べばいいんだから。あなたのために企業さんが準備したインターンシップではもう同じ失敗はしないでしょ!
こんな感じでビシッと言ったら、参加者全員の背筋(特に遅れて来た学生w)がピーンとなってました!!
他には配布物を受け取ったり、渡したりする時は、丁寧に両手で。これも学生は知らないだけだと思うのですが、かったるそうに片手で受け取ったりするんです。実際、就活の場面では、会社案内のパンフレットを受け取ったり、履歴書を手渡したり、とよく出てきます。その時の態度もちゃんと見られてるんですよね。
そんな話をした後、配布物を私から一人一人受け取る、という動作をしてもらいました。意識すればできるんですね。みんな両手で「ありがとうございます!」という言葉と共に受け取ってくれました!